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メール・マガジン
「FNサービス 問題解決おたすけマン」
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★第197号 ’04−04−23★
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覚悟ありや?
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●<人質3邦人>事件が
モタつく間さらに<+2>、つかみ所の無い相手だけにどう発展するか、
気が揉めました。 幸い全員無事解放、一応やれやれ、となりましたが、
例によってTV、新聞、連日の大騒ぎ。 こんなことに公共資源を浪費
しちゃって良いのかね? それも憶測的かつ情緒本位。 なぜ理性的な
報道に徹することが出来ないのか、、 愛想の尽きる思い。
いずれこんなこともあるだろう、その時は、、の準備、マスコミ界には
無かったのか? 盤石、、とは行くまいが、せめて安っぽくは騒がない
程度のオトナになれないものか。
それは難しくない。 考えるべき時に、考えるべきことを一通り考えて
おくだけ。 その備えがあれば、万一に際しても円滑適切に対処できる。
技法で言えばPPA、潜在的問題分析。
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ところで第一報画像の<3人>、私の目には落ち着き払っているように
▼映りました。 危険を承知どころか、むしろそういう状況だからこそ
そこへ行った彼らですもの、そのくらい覚悟していて当然。 しかも
▼後れて公開の<脅迫場面>もウソ臭いと直感したが、やはりテキ
の<演技指導>があった由。 従うほか無かったでしょうけど、、
側面報道によれば、家族の引き留めを振り切って、の由。 ならば尚更、
ここで見事な最期を遂げよう、と腹を決めなされ。 命まで捧げてこそ
真のボランティア、きっと長く語り継がれますぞ、、
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は私の早合点でした。 解放されたと知るや「死ぬかと思った」と涙を
流した女性、自分は大丈夫とでも思い込んでいたのか? 34歳にして
は無思慮無分別、不用心。
男性2名に涙は無かったが、「、、バイトで溜めたカネで来た。 未だ
写真を撮ってないから、このまま残って撮りたい」。 これまた無思慮
無分別、「バカじゃないか?」と母親。 同感。 その上、
「感謝の気持ちで良い写真を見せたい」という自己陶酔ぶり。 母親も
呆れて「全然懲りてない。 ぶん殴ってやりたい」。 それは無益です、
殴っても懲りませんよ、<死ななきゃ治>らない、もう32歳、、
何が<良い写真>だ? まめに写真展を観て回る私ですが、<悲惨な
国の悲惨な人々>のに出くわして<良い>と感じたこと無し。 また、
<見せ>るのは概ね自己顕示のため、<感謝>でなどあるものか。
いずれも<覚悟>無し、自己満足の追求だけ。 こりゃ育ちのせいだな、、
あとで彼らの<家族>を見たとき思いました。 覚悟のカケラも無い、、
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●「自衛隊を撤退させよ」
というテキの要求そのままを記者会見で叫ぶ家族たち。 その激しさは
北朝鮮拉致被害者家族たちとは余りに対照的。 嵩にかかる<被害者>、
演技過剰、の感。 ちょっと政治的すぎるんじゃないか、、と
ノンポリの私が感じたほどだから、ヤラセ説が生じたのも不思議でない。
しかもそれに止まらず、首相に面会を求めたり、断られて「不満を露わ
にした」り。 <期限>の焦りからにしても、ほとんどヒステリック。
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外務省との交渉では、「政府が行なっている具体的なことを聞きたい」、
「政府は人命救助を最優先するのか、国のメンツを守るのか、、」とも。
<自己満足の追求>的迫り方には「何様だ?」と反発したくなった。
<被害者>と言っても今回のは、第一に自分の意志で、第二に度重なる
危険情報を無視して<飛んで火に入>った人たち、You asked for it.
その点を<無視>して「小泉首相や政府への不信感をにじませる発言も
相次いだ」家族たちが世の批判を浴びることになったのも<自業自得>。
身内のイラク願望すら変えさせられなかった人たち、いわば被害幇助者、
それがお役人を意のままに動かそうなんて、どだいムリな話。 せめて
送り出したとき、水杯を交わしておきゃ良かったのに。
そして国はこの時期、敢えて危険地域へ出かける人々からは<救助活動
一切無用>の一札を取った上で出国を許す、とかすべきでしょうな。
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先々問題が生じないように万全を期するのがPPAですが、予防手段が
事実上無い問題もある。 ゲリラやテロのように、攻撃側が選択の自由
に恵まれている場合もそれに当たるでしょう。 となると、
<それが起きた時にはこうする>という緊急時対策を<予め>準備して
おくことが必要。 どういう筋に誰が連絡を取り、何をどう訴えるか、、
そういうの、<国>はちゃんとやってくれてるんだろうな? 懸念多き
自衛隊派遣なのだし、テキも警告して来ているし、何かが起きるだろう
ことは時間の問題だったのだから。
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●しかし我が首相は
いつもながらのポーカーフェース。 F先生式人柄判別法では第4象限
第3傾向、何を考えているのか分かりにくいタイプ、変幻自在のH群。
もちろん覚悟の出来た人に違いないし、そうでなくては困ります。 が、
あまり冷静沈着を決め込まれるのも困る、それで苛々する人が出て来る。
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たとえばメルマガ<CNNで世界を追う 137号>から拝借しますが、
アサヒ芸能4・22
p.32-33 小泉「公邸引きこもり」で決断丸投げ:「事件一報にもワイン宴会を続行した」」より
憂国の情? それともこの国、<総理>も<タレント>?
小泉首相の耳に外務省からの第一報がもたらされたのは午後6時45分。
そのとき、小泉首相は東京・紀尾井町にある高級ホテルへ向かう車中
にあった。 この時点で、官邸に引き返すことも可能だったのだ。
「マスコミ関係者4人との酒席が予定されていたんです。 同席した
安部普三幹事長は、さすがにビールに口をつけただけで、、 連絡を
取るために頻繁に席を外してもいました。
ところが小泉首相は、ビールやワインのグラスをぐいぐいと空け、、
赤ら顔で上機嫌そうに熱弁を振るっていたといいます。 会食の途中
で、外務省幹部が同席した自民党幹部に、、、緊迫した状況を伝えて
いたが
小泉首相が安部幹事長に、、、促され退席したのは、さらに1時間後。
第一報から約2時間もたった午後8時41分でした」(自民党議員秘書)
しかも、あろうことかホテルを出た小泉首相はそのまま、品川区に
ある仮公邸に直行。翌朝までそこから出てこなかったのだ。
「首相官邸には多数の取材陣が到着を待っていましたが、酒宴の直後
とあっては、顔を出すにも出せなかったでしょう。 これには取材陣
だけでなく官邸関係者も顔をしかめていました」(官邸担当記者)
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憤懣アリアリだが、これは未だ「一国の最高責任者」が立ち上がる段階
じゃなさそうだ。 部下たちがそれぞれ職分を果たす間に予定をこなし、
英気を養い、、ではダメなのか? 一緒にジタバタすべき、とでも?
こうして、、仮公邸に引きこもり、福田官房長官に指示を与えていた
とされる。 しかも、その指示内容は驚くべきもの、、 「康夫さん
あなたに任せますから。 会見もあなた、やってください」
関係閣僚への指示も、「とにかく、情報収集お願いします」この一点
張りだったという。 無責任のそしりを免れない言動、、
事件発生に際しての大臣指示なんて彼に限らず、この件に限らず、大方
こんなものでしかあり得まい。 むしろ指示もしない大臣や指示しても
働かない役人がいたら大いに<驚くべき>かも。
以来、彼らが解放された今に至っても<事実>など掴めていないくらい
なのだから、その時点、<情報収集>の<指示>は当然。 <無責任>
と<そしる>必要は無かろう。
翌日、、人質の家族が小泉首相に直訴するため上京。 報道陣を前に、
、「総理にお会いして、自衛隊の早期撤退と息子たちを返してもらう
よう、お願いしたい」と、訴えた。 ところが、
、、小泉首相は、「それは外務省が対応することですから」と、家族
との面会もせず、午後から再開された衆院厚生労働委員会に出席した、、
家族たちにとって首相は、村の長老か交番のお巡りさんほど気安い存在
らしい。 そりゃ無いだろうとは言わず、「面会もせず」と責めるかの
如きはジャーナリズムならぬセンセーショナリズム、所詮芸能誌、、
* * *
PTSD?!付きだったにせよ物理的には無事帰国、だから家族たちも
収まったようだが、もし不幸、<遺族>になっていようものなら、さぞ
激しく噛み付いたことでしょう。
それを首相がどう覚悟しておられたのやら? アメリカさん次第、、?
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●覚悟が出来てない人
が多いこの国では、覚悟が出来ていてもそれをどう表すか、注意が必要。
で、思い出したのがサーモ屋の友人、外資系競合会社のエンジニアT氏。
ある時、「いまウチの現場、大騒ぎしてましてね」。 それはまずいよ、
こうしなくちゃ、と彼が力説したにも容れられず、そのまま進めた工程
から不良品大量発生。
出荷済み分は回収、対策品を急いで出さねばならぬ。 最終的には彼が
提案した方法で作り直すほか無いのだが<上>が頑迷、OKを出さない。
客からは矢の催促、、 で、どうするの?
「ええ、今はみんなと一緒になってジタバタ騒いでるんです」。 我が
相棒N氏これにいたく感心、「優しいねえ。 技術屋には珍しい、、」。
そういう共感性、協調性が無きゃ<人徳>が生じないんだよ、、
暗に私を戒めたのだと理解しましたが、人徳、私はたしかに欠いており
ました。 言うこと、すること、常に<正しさ>を心がけてそのあまり、
敢えて私から周囲に共感などしない、まして協調など、、
それがトップの孤独、と覚悟していたのが裏目、かなり誤解されました。
小泉首相も、覚悟はともかく人徳となると、、 芸能誌ごときに揚げ足
取られるくらいだからなあ、、
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職場リーダーも冷静沈着、しかもツメタイと言われないようでなければ
ならないが、それらしく演じられる人は希でしょう。 そこを補うには
技法の活用が近道。 まずワークシートを広げ、当事者や関係者にコン
テンツの提供を求めましょう。
過去の経験、現在の知識、将来への不安、、 各人各様、バラバラ結構。
ワークシートに載せて整理統合するうち、まとまりが見え始め、同時に
共感や協調が自然発生します。
状況認識や結論が共有されれば、みんな同じように覚悟したことになる。
大切なのは、見いだされた予防手段は直ちに着手すること、緊急時対策
<プランB>はすぐそれに移行できるよう手はずを整えておくこと。
さよう、Rational Process は<覚悟のツール>!
■竹島元一■
■今週の
<私の写真集から>は、 ★割り切り★================================================================
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